NewsWeek掲載記事 和訳文
カナオカ 水性インクジェット印刷で“世界初”となる新工場“令和プラント”を建設
デジタル技術とAI技術による圧倒的な生産性向上と、業界をリードする『脱炭素社会』に向けたソリューションの実現を目指す。
カナオカは日本を代表する軟包装メーカーです。同社は、2006年に埼玉第三工場、2011年に関西工場と、今世紀に入ってから2つの最新鋭工場を建設してきました。そして、今回新たに革命的な施設“令和プラント”をオープンさせました。
金岡良延社長曰く、「令和プラントは、世界で初めて水性インクジェット印刷の商業生産を可能にする工場です。この工場では、デジタル技術やAI技術による圧倒的な生産性向上と、水性インクジェット印刷による業界をリードする『脱炭素社会』に向けたソリューションの実現が可能になります。」
令和プラントでは、プラスチック廃棄物や二酸化炭素排出、労働力不足などの社会的課題の解決に向けた、より適した印刷方式や材料の研究開発に注力しています。
新工場では、AMR(Autonomous Mobile Robot)や自社開発の“自動カラーマッチングシステム”などのデジタル技術やAI技術を活用し、今後数年以内に工場内の作業を完全に自動化することを目指しています。
金岡社長は、「インクジェット印刷機のバージョンアップに力を入れ、3年以内での完成を目指しています。新機種では、あらかじめ印刷データを蓄積し、AMRと連動させることを目指しています。軟包装の製造では、自動化が大きく遅れています。当社のインクジェット印刷機と自動カラーマッチングシステム、AMRを組み合わせることで、軟包装製造において所謂インダストリー4.0を実現することが出来ます。」と語る。