お客様からのメールのご返信は、必ず即日~翌営業日以内に返信させていただいております。万が一、当店より返信がない場合は、大変お手数ですがご連絡くださいますようお願い申し上げます。
内容物の風味劣化防止や賞味期限を延ばす等の理由でバリア機能を付加する事も出来ます。
また、各種トレイに高い意匠性を持たせることが可能です。
サステナビリティをメインコンセプトに開発されたチョコレートのパッ ケージにおいてプラスチックフィルムを使用しない紙のみの包装構成を採用しました。三菱製紙株式会社様のヒートシール性、酸素・水蒸気バリア性を有した バリコート® 紙(FSC®認証紙)を使用し、デジタル水性インクジェット印刷にてコンバーティングの環境対応を追求しました。版レス、有機溶剤レスですので、グラビア印刷と比較し、廃インキの削減、デジタル印刷による小ロット対応による廃棄在庫の削減につながります。
FSSC22000 | 食品安全マネジメントシステムの国際規格 |
ISO9001 | 品質安全マネジメントシステムの国際規格 |
ISO14001 | 環境マネジメントシステムの国際規格 |
1.カナオカは、法的及び規制要求事項を遵守し、食品安全危害の発生を防止します。
2.カナオカは、安全な食品包材と情報を提供することにより、業界全体の安全に貢献します。
3.カナオカは、食品安全システムの適切性を毎年レビューし、継続改善を実施していきます。
4.カナオカは、食品安全方針をみんなで理解し、ルールを守り、お客様に安全・安心を提供します。
1951年(昭和26年)
| 金岡商店 開業
|
1953年(昭和28年)
| (有)金岡商店 設立
|
1963年(昭和38年)
| 埼玉県北本市に工場竣工
|
1965年(昭和40年)
| (株)カナオカ設立、営業部門分離
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1966年(昭和41年)
| 大阪営業所開設
|
1967年(昭和42年)
| 名古屋営業所開設
|
1973年(昭和48年)
| 大阪工場竣工
|
1977年(昭和52年)
| 名古屋工場竣工
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1980年(昭和55年)
| 本社社屋ビル完成
デザインルーム開設
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1983年(昭和58年)
| (有)金岡商店を(有)カナオカグラビアに改称
配送、計算センター完成
(株)シースルーパッケージ 設立
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1984年(昭和59年)
| 熊本営業所開設
|
1985年(昭和60年)
| 新潟営業所開設
製版部新設
|
1989年(平成元年)
| 福岡営業所(現 九州支店)開設
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1991年(平成3年)
| 埼玉第二工場竣工
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1997年(平成9年)
| 福岡工場(現 九州工場)竣工
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1998年(平成10年)
| 本社営業部ビル完成
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1999年(平成11年)
| 仙台営業所開設
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2000年(平成12年) | (有)コウノス製袋 買収
埼玉第二工場にてISO9002認証取得
岡山営業所開設
大阪工場印刷1号機入替
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2001年(平成13年) | 埼玉第一工場にてISO9002認証取得
埼玉第二工場印刷6号機導入 |
2002年(平成14年) | (有)コウノス製袋 上谷工場竣工 |
2003年(平成15年) | ISO9001認証取得
埼玉第二工場ヘリオ・クロームインライン機導入 |
2004年(平成16年) | (有)コウノス製袋を(有)カナオカグラビア加工に商号変更
埼玉第二工場印刷7号機導入
埼玉第二工場ラミネート3号機導入 |
2005年(平成17年) | (有)カナオカグラビアと(株)シースルーパッケージを合併
タイに「T.A.K. PACKAGING CO.,LTD.」を出資・設立 |
2006年(平成18年) | 埼玉第三工場竣工(竣工後AIB監査にて「superior」の判定を受ける) |
2007年(平成19年) | (株)カナオカと(有)カナオカグラビアを合併 埼玉第二工場ノンソルラミネート機導入 |
2008年(平成20年) | 埼玉第二、第三工場にてISO14001認証取得 埼玉第一工場操業停止 埼玉第三工場 印刷3号機導入 |
2010年(平成22年) | 中国 青島に青金包装(青島)有限公司を設立 |
2011年(平成23年) | 関西工場竣工
タイのT.A.K. PACKAGING CO.,LTD 新工場竣工
中国青島に青島彩立徳包装有限公司を出資・設立 |
2012年(平成24年) | 中国 青島彩立徳包装有限公司 工場竣工
中国 恵州市道科包装材料有限公司と提携
埼玉第三工場に印刷4号機導入
(株)カナオカ出資による不二家北本中丸店オープン |
2013年(平成25年) | インドネシア PT.JAKARTA KANAOKA設立 埼玉第二工場、埼玉第三工場にてFSSC22000認証取得 |
2014年(平成26年) | 物流本部発足 埼玉第二工場に「イオン吸着全熱交換省エネシステム」導入 |
2015年(平成27年) | 『優良成長企業認定 第10228号』取得 (有)カナオカグラビア加工を吸収、KGK事業部発足 大阪支店移転 |
2017年(平成29年) | 新配送センター竣工 不二家北本中丸店を契約期間満了に伴いフランチャイズ返上 |
2018年(平成30年) | 熊本営業所閉鎖
新潟営業所移転
タイのT.A.K. PACKAGING CO.,LTD 新工場
「 Bangchang factory」竣工 |
2019年(令和元年) | 仙台営業所移転 関西工場、九州工場、KGK事業部にてFSSC22000認証取得 (配送センターは埼玉第二工場、埼玉第三工場、KGK事業部の認証サイトとして認証取得) |
2020年(令和2年) | グループ再編により、㈱カナオカホールディングスを持株会社としたホールディングス体制に移行 |
2022年(令和4年) | 令和プラント竣工 |
2024年(令和6年) | (株)カナオカプラケミカル発足 第三工場B棟竣工 |
カナオカはハラスメントを許しません (2016-12-15 ・ 104KB) |
1 . 商 号 | 青金包装(青島)有限公司 Seikin Packaging(QINGDAO)Co.,Ltd |
2 . 住 所 | 中国山東省青島市市南区福州南路9号新世界大厦21楼2118室 郵編:266071 Room 2118,21/F,New World Building,NO.9 Fuzhou Nan Road, Qingdao, Shandong Province ,China Post Code:266071 電 話 (86)-532-8667-7895 F A X (86)-532-8667-7851 |
3 . 執行董事 | 金岡良延 |
4 . 設 立 | 2010年2月22日 |
5 . 事業内容 | 包装資材及びその関連製品の販売 |
【会社名】株式会社 カナオカ
【窓口の部署】管理部
【TEL/Eメールアドレス】jinji@kanaoka.co.jp
RSS(別ウィンドウで開きます) |
第1回目 | 7月21日(水)11:00~11:50 |
第2回目 | 7月21日(水)14:00~14:50 |
第3回目 | 7月30日(金)11:00~11:50 |
第4回目 | 7月30日(金)14:00~14:50 |
現在はダイレクトメールを担当しています。ダイレクトメールとは皆様の家に届く雑誌を包むフィルムや、雑誌の中に入っている付録を包んでいるフィルムなどです。短納期の仕事であるため大変ではありますが、上司の方にフォローして頂き仕事を行っています。
責任感が強くなりました。長年のお客様との間に出来た、強い信頼関係を壊さず、更に強くしていけるよう考えて行動するようになりました。
上司の方や先輩方が優しく、質問しやすい環境であることです。OJT制度がありますので歳の近い先輩方にも優しくして頂き、素朴な疑問にも答えて頂けます。私は入社前には印刷の知識は全くありませんでしたが、少しずつ知識がついていることを実感しています。
自分が携わった商品が、スーパーやコンビニエンスストアに陳列されている事です。
様々な方と、協力して仕上がった商品が陳列されているのを見ると本当にうれしいです。
また、先輩や上司が優しくサポートしてくれるので、とても素敵な職場だと思います。
今後は効率よく作業を進めるようになることです。今はまだ1つ1つの作業をこなすのがやっとであり、商品知識も少ないため難しいと思います。自分に余裕ができるようにスケジュール管理をして、多くの仕事を任せて頂けるように頑張っていきます。
まだまだ未熟な部分が多いので、一つ一つの仕事に対して経験と知識を身につけ、一人前になりたいです。
また、お客様にも信頼される営業になり、様々な商品を依頼されるようになりたいです。
担当
| 人事総務部 採用チーム 大橋
|
住所
| 東京都台東区台東1-34-6
|
E-mail
| |
電話
| 03-3835-2013
|
会社名 |
(株)カナオカホールディングス |
所在地 |
〒110-0016 東京都台東区台東1-32-6 (登記上の本社所在地、現営業部ビル) |
電話番号 | 03-3835-2013 |
FAX番号 | 03-3835-2059 |
代表者 | 代表取締役社長 金岡 良延 |
グループ
設立年月日 | 1953年4月23日 (1951年創業) |
業務内容 | 軟包装材(パッケージ)の技術開発、デザイン企画、購買、グループ会社管理 |
グループ
従業員数 | 980名 |
取引銀行 | みずほ銀行浅草橋支店/三菱UFJ銀行上野支店/商工組合中央金庫押上支店 |
グループ
主要取引先 | ・山崎製パン株式会社 ・株式会社不二家 ・伊藤忠プラスチックス株式会社 ・三井物産流通グループ株式会社 ・三菱商事パッケージング株式会社 ・アールエム東セロ株式会社 ・フタムラ化学株式会社 ・東洋インキ株式会社 ・サカタインクス株式会社 |
会社名 | ㈱カナオカ |
所在地 | 〒110-0016 東京都台東区台東1-32-6 |
電話番号 | 03-3835-2013 |
FAX番号 | 03-3835-2059 |
代表者 | 代表取締役社長 金岡 良延 |
資本金 | 3億1,800万円 |
事業内容 | 軟包装材(パッケージ)の企画、販売 |
従業員数 | 65名 |
会社名 | (株)カナオカグラビア |
所在地 | 〒110-0016 東京都台東区台東1-32-6 |
電話番号 | 03-3835-2013 |
FAX番号 | 03-3835-2059 |
代表者 | 代表取締役社長 金岡 良延 |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | 軟包装材(パッケージ)の製造、物流 |
従業員数 | 820名 |
会社名 | (株)カナオカプラケミカル |
発足日 | 2024年7月1日 |
本社所在地 | 〒486-0934 愛知県春日井市長塚町2丁目10番地 |
本社電話番号 | 0568-31-2278 |
本社FAX番号 | 0568-31-2378 |
東京営業部 | 〒110-0016 東京都台東区台東1-32-6 |
東京営業部 電話番号 | 03-3833-6311 |
東京営業部 FAX番号 | 03-3835-0283 |
代表者 | 代表取締役社長 金岡 良延 |
資本金 | 3億1円 |
事業内容 | 軟包装材(パッケージ)の製造 |
従業員数 | 93名 |
雇用形態
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正社員
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応募資格
|
各職種の実務経験1年以上、通勤可能な男女
|
職種
| 印刷機械オペレーター、システムエンジニア、他
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給与
| ※経験・能力を考慮し当社規定により優遇
|
諸手当
| 資格手当/夜勤手当/住宅手当/通勤手当/残業手当/食事手当
|
昇給
| 年1回定期昇給
|
賞与
| 2回(7月・12月)
|
勤務地
| 工場、配送センター、計算センター
|
勤務時間
| 日勤08:15~17:15(休憩1時間)※各職場により勤務時間が異なります
|
休日
| 年間休日120日(土日休み、但し年数回土曜出勤有)
年末年始休暇/有給休暇/慶弔休暇/特別休暇/お盆休暇/日曜日・祝祭日 |
待遇・福利厚生
| 社会保険完備/交通費全額支給/退職金制度あり
|
備考
| お電話でのご応募も可能です。
株式会社カナオカ TEL:03-3835-2013(受付時間 平日09:00~18:00) ご質問などもお気軽にお問い合わせください。 |
●生産・製造技術
| 一日の流れ
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00:00
| 出社
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00:00
| 朝礼
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00:00
| 朝のミーティング
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00:00
| 作業開始
|
00:00
| 昼食
|
00:00
| 作業場の清掃
|
00:00
| 作業再開
|
00:00
| 作業終了
|
●営業 | 一日の流れ |
00:00
| 業務開始 |
00:00
| 全体朝礼 |
00:00
| メールチェック、情報収集 |
00:00
| お客様訪問 |
00:00
| ランチタイム |
00:00
| お客様訪問 |
00:00
| 事務処理 |
00:00
| 業務終了 |
女性活躍推進法行動計画 (2016-04-01 ・ 100KB) |
次世代育成支援のための行動計画 (2018-06-13 ・ 106KB) |
もっと見る |
1 エントリー
(※この時点ではまだ参加確定ではありません。)
マイナビ2023掲載のインターンシップ情報より「インターンシップエントリー」
エントリー締め切り:2022年1月14日(金)
↓
2 応募WEBエントリーシートの提出
2021年12月15日~
エントリー頂いた方にWEBエントリーシートを送付致します。
2022年1月14日
↓
3 当日のURL、ワークシートの送付
参加確定フォームに入力頂いたアドレスへ
当日使用するZOOMのURLとワークシートを送付致します。
エントリーシート (21KB) ☆応募書類について 必要事項を記入の上、 ・こちらのエントリーシート (手書き作成・パソコン入力どちらでも可) ・履歴書 (学校指定のもの/複写した用紙に記入不可/直筆のみ/フリクションボールでの記入不可) ※原則複写の用紙への記入不可ですが、新型コロナウィルス流行を受けた学校や就職課の運営状況によって 複写のものしか用紙が手に入らない場合において、複写用紙での提出を許可致します。 2枚をセットにして、人事総務部 白坂までご郵送下さい。
宛先:〒110-0016 東京都台東区台東1-34-6 株式会社カナオカ 人事総務部 白坂 書類締め切り は 2022年3月31日(木) です。 |
※PDFの 表示 > ページ表示 設定から、 見開き表示 かつ 見開きページ表示で表紙を表示 推奨です。 |
(902KB) |
(1500KB) |
カナオカグループは、2021年5月にダイバーシティ・アンド・インクルージョン(D&I)に取り組むことを経営方針として宣言しました。性別、国籍、年齢などを問わず、多様なバックグラウンドを持つ社員一人ひとりがいきいきと働き、成長していくことが出来る職場づくりに取り組んでいきます。
カナオカグループは、今後も持続的に成長し続けていくためにはグループ各社の社員一人ひとりがいきいきと働き、成長していくことが欠かせないと考えます。D&Iの取組を経営戦略と位置付け、性別、国籍などによらない公平、公正な人事運営を行うとともに、多様な人材が働き易い職場環境、制度の整備に取り組んでいきます。
カナオカグループは、昨今新卒採用において多くの女子学生の方より応募をいただいております。当社はこれを更なる成長の大きなチャンスと考え、女性社員が今まで以上に活躍できる職場づくりを目指し、女性社員向けの外部メンター講師による研修制度を導入するなど、女性社員のキャリア形成支援に積極的に取り組んで参ります。
募集職種 |
営業職(総合職) |
業務内容 | フィルムパッケージの提案営業 |
給与 | 208,500円~ ※経験・スキルを考慮の上決定致します。 |
諸手当 | 食事手当/住宅手当/家族手当/通勤費全額支給(ガソリン代上限あり)/残業手当/ |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月・12月) |
勤務地 | 【東京本社】東京都台東区台東1-32-6 ◎アクセス ・JR「御徒町駅」南口より徒歩10分 ・JR「秋葉原駅」昭和通り口より徒歩10分 ・東京メトロ銀座線「末広町駅」A4出口より徒歩7分 ・東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」1番出口より徒歩8分 ・東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」1番出口より徒歩8分 |
勤務時間 | 9:00~18:00(休憩1時間) |
休日・休暇 |
週休二日制(土日) ※年に数回土曜、祝日出勤の可能性有(年間休日120日) |
待遇・福利厚生 | 社会保険完備/交通費全額支給/退職金制度あり |
募集要項 |
現在募集中の求人については、各工場総務課までご確認下さい。 各工場毎に、それぞれ採用を行っております。 給与・勤務時間帯についても募集職種ごとに異なりますので、 個別にお問い合わせ下さい。 |
諸手当 | 通勤費全額支給(ガソリン代上限あり)/食事手当/住宅手当/家族手当/残業手当/深夜手当 |
昇給 | 年1回(4月) |
賞与 | 年2回(7月・12月) |
勤務地・ 問い合わせ番号 | 【埼玉第二工場】埼玉県鴻巣市笠原854-1 TEL 048(543)6211 【埼玉第三工場】埼玉県羽生市川崎1-371-15 TEL 048(560)5833 【配送センター】埼玉県鴻巣市上谷2129-1 TEL 048(541)6811 【KGK事業部】埼玉県鴻巣市上谷2115-5 TEL 048(541)1221 |
勤務時間 | ※事業所・職種により異なります ※交替勤務に従事頂く場合あり |
休日・休暇 |
年間休日120日 |
待遇・福利厚生 | 社会保険完備/会社保有保養所あり(千葉白子・新潟石打)/ |
カナオカ 水性インクジェット印刷で“世界初”となる新工場“令和プラント”を建設
デジタル技術とAI技術による圧倒的な生産性向上と、業界をリードする『脱炭素社会』に向けたソリューションの実現を目指す。
Q1):この25年間、日本のモノづくりを真似た新興国メーカーが台頭し、安い人件費を武器に日本は大量生産市場からはじき出されてきました。しかし、多くのニッチ分野やB2B分野では依然として日本がリーダー的存在であることが分かります。地域の競合企業との厳しい競争にもかかわらず、日本企業はどのようにしてニッチ分野でのリーダーシップを維持してきたのでしょうか。
金岡社長):日本のメーカーは顧客やサプライヤーと丁寧にコミュニケーションをとることに長けています。営業担当者は顧客から何が必要かを細かく聞き出し、サプライヤーから必要な情報を引き出すことを徹底しています。それらが社内で完全に統合され製造工程で完全に再現されるのです。私が経験した限りではアジアのメーカーはそのやり方があまり得意ではありません。営業が十分に顧客に入り込み、顧客の真のニーズを掴み、それを製造の段階で満足させることができれば、相対的に高い価格で売ることが可能になり、製造原価の差を克服することができます。このやり方は特に組立産業、B2B、カスタムメイドで有効です。
Q2):カナオカホールディングスは1951年に設立され、約70年にわたりお客様のご要望に応えてこられたと思います。その歴史について教えてください。また、この69年の間に、どのような出来事がありましたか。
金岡社長):会社を設立して間もないある日、父は一人の偉大な起業家と出会いました。その日から私たちの会社の発展は始まったのです。その偉大な起業家とは山崎製パンの創業者である飯島藤十郎氏です。彼は父に、「高品質で安価な包装紙とたくさんのトラックがあれば、パンを大量生産して売ることができる」と何度も言っていました。1962年、キャストポリプロピレンフィルムが発売され、飯島氏の構想は実現されました。山崎製パンは全国に事業を展開し、今や売上高1兆円を超える日本有数の企業グループとなりました。その大躍進に追随して、私たちも順調に事業を拡大することができました。前日の注文で翌日のパンの生産が決まります。生産サイクルが極めて短い食品です。そのため、包装材も極めて短い納期で提供する必要がありました。当社の最初の特徴である「短納期」はこの過程で生まれたのです。
2つ目の大きな節目は、1998年の大手CVSへの参入でした。その後、CVSは中食の販売を強化しました。弁当、おにぎり、サンドイッチに加え、調理麺、サラダ、デザート、惣菜などのテイクアウト食品です。これらの食品は加熱処理をしないため、包装材に「高度な清潔さ」が求められます。私たちは、”包装も食品の一部 “というスローガンを掲げ、埼玉第3工場(2006年)、関西工場(2011年)など、最新鋭の工場を建設し、また、AIB(2006年)、FSSC22000(2013年)などの国際的な食品安全認証も取得しました。ハードとソフトの両面から対策を講じたということです。その後、食の安全・安心は日本でも広く求められるようになり、包装資材の「高度な清潔さ」は当社の第2の特徴になりました。
今年1月の令和プラント竣工が3つ目の大きな節目となるものと期待しています。令和プラントは世界初の水性インクジェット印刷の商業生産工場です。この工場によって、デジタル技術やAI技術による圧倒的な生産性向上と、水性インクジェット印刷による業界トップクラスの「脱炭素社会のコンバーティング」を実現することができます。
Q3):御社が安定した成長を維持できている理由を教えてください。
金岡社長):日本の軟包装市場は、大日本印刷と凸版印刷という巨大な印刷会社2社が4割近いシェアを占め、大きな影響力を持っています。私たちは、彼らと競合しないために、「彼らがやらないこと」「彼らがやれないこと」に目を向けてきました。つまり、独自性を追求し、市場を創造していこうとしたのです。具体的には、「短納期」「高度な清潔さ」など、他社が容易に真似できない特徴をセールスポイントとしてきました。
また、常に時代の流れを読み、先取りすることを心がけてきました。具体的には、CVSにいち早く納入したことや、現在、同業他社が手掛けていない水性インクジェットの開発に注力していることが挙げられます。
Q4):水性インクジェット印刷は溶剤系印刷に代わる環境にやさしい印刷方法ですね。御社の令和プラントでは、世界で初めてこの水性方式で軟包装を商業生産されていますが、早く乾かさないと色が混ざり合ってしまい、画像がぼやけてしまう可能性があります。商業生産のためにこの課題をどのように克服されたのでしょうか。また、水性インクジェット印刷の実用化に向けて障害となったことはありますか?
金岡社長):水性インクジェット印刷で、滲みのない鮮やかな印刷を実現するのは難しい課題でした。当然のことながら、水性インクはプラスチックフィルムに浸透しないからです。そこで、さまざまな種類のプラスチックフィルムの表面に水性インクがうまく印刷できるように前処理するコーティング材と、短時間で乾燥させる高性能な乾燥機を開発しました。これによってこの問題を解決しました。コーティング材と乾燥機はパートナー企業と私たちが共同開発した独自技術です。
水性インクジェット印刷の開発では、滲みのない鮮やかな印刷を実現するまでに難しい問題がありました。それは他の既存の印刷方式と色調をどう合わせるかという問題でした。印刷方式やインクが異なる場合、同じ色調を再現するのは大変難しいのです。そこで私たちは、長年の経験とデジタル技術、AI技術を融合した「自動色合わせシステム」を開発しました。従来、色合わせは熟練工による長時間の作業が必要でした。今回開発した「自動色合わせシステム」では、どのような印刷方式であっても、短時間でお客様の希望する色調に限りなく近い色調を再現することが可能になりました。
当社の「自動色合わせシステム」は印刷業界全体に極めて大きな影響を与える画期的な発明です。グーテンベルクの活版印刷機以来700年、実にさまざまな印刷方式(オフセット印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷など)が発明されました。それらの印刷方式は全て短時間で色合わせができるようになったのです。
当社のインクジェット印刷は、時間をかけて色合わせをすることなくグラビア印刷とほぼ同じ色調の印刷ができます。そのため、小ロットはインクジェット印刷、大ロットはグラビア印刷と、ロットに応じて印刷方法を選択することができます。お客様にとっては、包装資材の無駄を省くことにつながり、また、お客様とともに環境に対する社会的な貢献もできます。
Q5):日本は世界で最も高齢化した社会です。今後15年で、日本人の3人に1人が65歳以上になると言われています。このことは、日本企業にとって2つの大きな問題を提起しています。ひとつは人出不足の問題、もうひとつは国内市場の縮小です。日本の人口動態の状況は、カナオカにとってどのような課題と機会をもたらすのでしょうか。
金岡社長):ご指摘の通り、少子高齢化は非常に深刻な労働力不足と需要の喪失をもたらします。工場での労働力確保は年々難しくなってきています。当社では海外からの技能実習生を受け入れています。
しかし、人手不足を解消するための本質的な方法は、生産現場の人数を減らすことです。製造業の中でも軟包装製造業はデジタル化が遅れています。私たちはインクジェット印刷で培ったデジタル技術やAI技術の知見を、既存のグラビア印刷に応用することで、人手不足の影響を軽減することを検討しています。具体的には、「自動色合わせシステム」をグラビア印刷に活用することで、熟練工が必要なカラーマッチングの時間を大幅に短縮することができます。同一ロットや複数ロットでの色調の違いを防ぐことができます。また、工場内でのフィルムロールの搬送を完全自動化した「給排紙自動化システム」により工場内の作業員を大幅に削減することができます。
縮小する国内市場を補うため、成長するアジア市場へも積極的に進出していきます。現在進出している中国、タイ、インドネシアに加え、来年はベトナムへの進出を予定しています。冒頭でお答えしたように、日本のメーカーは社内外のコミュニケーションを重視し、丁寧に仕事をします。特に、B2Bやカスタムメイドの典型である軟包装製造業では、こうした仕事のやり方が有効だと考えています。
Q6):日本はプロセスの自動化ではトップクラスですが、デジタル技術の導入に関しては、IMDのデジタル競争力ランキングで28位にとどまっています。今回、自律型搬送ロボットや「自動色合わせシステム」など、デジタル技術やAI技術を活用した令和プラントを建設されました。数年後には、この工場で完全自動運転が実現する予定ですね。完全自動化に移行することにより、カナオカにはどのような課題とチャンスがあるのでしょうか。
金岡社長):インクジェット印刷機のバージョンアップに力を入れており、3年以内の完成を目指します。新機種では、あらかじめ印刷データを蓄積し、AMR(Autonomous Mobile Robot)と連動させることを目指しています。前述の通り、軟包装材の生産現場は自動化が大きく遅れています。当社のインクジェット印刷機と「自動色合わせシステム」「給排紙自動化システム」を組み合わせることで、軟包装の製造現場においてもインダストリー4.0(第4次産業革命)を実現することができるのです。これはおそらく印刷業界では世界でも初めてのことだと思います。そのための実験工場として、私たちは令和プラントをつくりました。今後、この仕組みが完成したら、既存の工場のグラビア印刷にも応用・拡大していく予定です。
Q7):御社のビジネスモデルにおいて、コラボレーションやコ・クリエーションはどのような役割を担っているのでしょうか。また、海外での共創パートナーは探していますか。
金岡社長):当社は現在、「脱炭素社会」の実現に向けた研究開発に取り組んでいます。その中心にあるのが水性インクジェット印刷機です。水性インクジェット印刷機は実用化されつつあり、それを進化・完成させるためには、インクやドライヤーなどの新技術がもっと必要です。「脱炭素社会のコンバーティング」の完成というテーマは社会的意義が極めて大きく、開発を急がなければならないと考えています。本製品は、これまで限られた日本のインクジェット印刷機メーカーと日本の特殊インクメーカーとの協業で進めてきました。これからは、オープンイノベーションのアプローチで、世界中の優れた技術を持つメーカーとコラボレーションすることで、開発スピードを高めていきたいと考えています。このテーマに関心のあるメーカーの方々のプロジェクトへの参加・協力を期待しています。
Q8):今後の展開として、どのような国や地域を想定し、どのような戦略で臨んでいるのでしょうか。国際事業戦略についてお聞かせください。
金岡社長):先ほどもお答えしたように、中国、タイ、インドネシアにはすでに進出しています。来年はベトナムに進出する予定です。私たちは専らアジアに進出しています。それは、アジアが成長している地域だからですが、もうひとつ理由があります。私見ですが、アジアの人々の印刷物に対する嗜好は、欧米の人々に比べて非常に繊細です。欧米では、軟包装はフレキソ印刷が一般的です。
一方、アジアではグラビア印刷が好まれます。グラビア印刷はフレキソ印刷に比べると圧倒的に美しい。今回開発したインクジェット印刷は、グラビア印刷に匹敵する印刷品質で、CO2削減など環境にもやさしい印刷方法です。アジアでもグラビア印刷と同様に広く受け入れられると確信しています。
Q9):御社は71周年を迎えられました。75周年の時にまた来るとしたら、それまでにどんな目標を達成したいですか?
金岡社長):主に2つの目標があります。
ひとつは、「脱炭素社会への転換」と「工場のデジタル化」という構想を完成させること。その中心にあるのが私たちが開発した水性インクジェット印刷機です。当社の開発した仕組み(水性インクジェット印刷機、「自動色合わせシステム」、「給排紙自動化システム」)を、脱炭素社会・高齢化社会における軟包装のデファクトスタンダードとして世界に広めていきたいと考えています。
もう一つは、ベトナムでの事業展開を成功させることです。ベトナムとの関りは数年前にNPO法人を通じて社会貢献活動を開始したことに始まります。私たちはこれまでにベトナム北部に3つの学校を建設しました。その卒業生が都会に働きに出るのではなく、地元で働く場を提供するために、地元から工場を建設して欲しいという依頼がありました。この工場では、日本型のものづくり(いわゆるメイド・バイ・ジャパン)を丁寧に伝えていくことで、高品質で美しい軟包装材を生産していきたいと考えています。
当社にご興味を持って頂き誠にありがとうございます。
私たちカナオカグループは創業1951年以来、フィルムパッケージ(軟包装)の専門メーカーとして、多くの方々にとって身近なパッケージを数多く手掛けて参りました。
当社はパッケージの中でも特に 食品向けの包材 を主力としています。
各工場では食品メーカーと同等レベルの衛生・品質管理体制を徹底しながら日々パッケージを製造しております。
このような管理体制の徹底と自社一貫生産体制によるスピーディーで細やかな対応力は、お客様からの信頼を得て長い歴史を通し選び続けて頂いてきた実績を築いて参りました。
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